ごあいさつ

greeting

縄 秀志

高崎健康福祉大学
保健医療学部 看護学科 教授
縄 秀志

「気持ちよさをもたらす看護ケア理論の創成」(科学研究費助成事業 基盤研究(B)課題番号25293436 平成25年度~平成29年度)の研究プロジェクト責任者の高崎健康福祉大学の縄と申します。研究メンバーは、北海道大学の矢野、聖路加国際大学の佐居、大橋、聖路加国際病院の樋勝、前東京医科大学の櫻井の6名です。

 私たちは、これまでに各自が看護技術・看護ケアのエビデンスの構築を目指し、腰背部温罨法、モーニングケア、手浴などの介入研究を継続して実施してきました。各研究成果を概観すると、提供する看護技術は異なっていても、対象者に共通して見られた介入効果は、「気持ちよさ」を基盤とした意欲や活力の高まり、苦痛症状の緩和、および活動性の拡大などであり、「気持ちよさをもたらす看護介入」の有用性が示されたところです。
 そこで、現在、私たちは、今までに積み上げてきた「気持ちよさをもたらす看護ケア」についての研究成果を統合し、新たな看護ケア理論を構築するための研究に着手しています。

「気持ちよさをもたらす看護ケア」が看護の目的である「その人らしく生きる」ことをどのように支えているのかついて、研究成果を発信しながら、日々の看護実践や看護研究に活用して頂き、「気持ちよさをもたらす看護ケア」について興味関心のある看護実践者や研究者とのネットワークをつくっていきたいと思っています。

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